120330_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月30日 |
120330_01 |
ラピスセミコンダクタ |
半導体集積回路 |
メモリー |
一般産業用 |
出力ドライバビリティ調整機能付き64MbのSDRAM
新製品の64メガビットSDRAMは「MD56V62160M」。国内唯一の中小容量のSDRAMメーカーのラピスセミコンダクタが、10年以上の長期安定供給を保証しているレガシーDRAMのSDRAMのラインアップとして開発した。前工程は台湾のパートナーファブで、後工程は両工場で月産能力100万個のラピスセミコンダクタ宮城、宮崎で行う。
64メガビット品は、SDRAMでは微細の70ナノメートルCMOSプロセスを採用。モードレジスタの選択制御信号を増やし、ドライバーの駆動能力ごとに選択するスイッチに割り振ることで、システムに合わせてリードデータ出力時の電流駆動能力を変更する出力ドライバビリティ調整機能をSDRAMに搭載できた。
出力ドライバビリティ機能により信号反射を抑え、波形品質を向上。波形の乱れ(リンギング)の抑制によって輻射ノイズを低減できる。従来、リンギングを抑制するため使用していたダンピング抵抗器が不要。
メモリー構成が4バンク×104万8576ワード×16ビット、と16ビットのデータ線があり、これまでならノイズ除去用に16個のダンピング抵抗器が必要だが、一切不要。ダンピング抵抗器だけで約1円のコストダウンとなり、実装コストを含めると約10円のコストダウンが可能とみている。
また、従来の42アロイリードフレームに比べて基板の熱膨張係数に近いため、はんだ接続信頼性に優れた銅リードフレームを採用。自動車メーカーが要求する基板実装状態での熱衝撃サイクル基準をクリアした。はんだメッキのウィスカ不良の発生も抑えた。パッケージは54ピンTSOP。
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