定格電力0.5Wで2012サイズの耐サージチップ固定抵抗器

　パナソニック　デバイス社は業界最高の定格電力０.５０Ｗを実現した２０１２サイズ高電力耐サージチップ固定抵抗器を開発した。今月からサンプル出荷を始め、５月に月産２００万個で量産を開始する。

　自動車のＥＣＵおよび各種機器のインバータ回路などの保護用部品として供給する。

　新開発の高電力耐サージチップ固定抵抗器は、抵抗体素子で発生した熱を拡散させる両面抵抗形成技術により、抵抗体素子を両面構造にして同社従来品の２倍の０.５０Ｗの業界最高定格電力を実現した。

　また、抵抗体素子に独自の材料、抵抗体パターンを採用し、抵抗値変化率プラスマイナス５％以内の優れた耐ＥＳＤ特性を得た。これによりＥＳＤによる抵抗器の抵抗値変動を抑制し、電気回路を保護できる。

　▽外形寸法＝２.０×１.２５×０.６５ミリメートル▽抵抗値範囲＝１Ω―１ＭΩ▽抵抗値許容差＝プラスマイナス１％、プラスマイナス５％▽ＴＣＲ＝プラスマイナス２００×　６ 　マイナス１０／度Ｃ▽カテゴリ温度範囲＝マイナス５５―プラス１５５度Ｃ。