産業用フィールドバスのプロフィバス用リモートモジュール

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、産業用フィールドバスのプロフィバス用リモートモジュール「Ｂｒａｄ　ＳＳＴ　ＰＢ３」を発表した。

　新製品は、プロフィバスとイーサネットの通信ポートを備え、遠隔設置が可能なスタンドアロン型の通信インターフェイス機器。ロックウェル・オートメーション社のＣｏｎｔｒｏｌＬｏｇｉｃやＣｏｍｐａｃｔＬｏｇｉｃなどのコントローラ製品と容易に接続できる。

　シャーシ組込み型モジュールと同一の機能を持ち、設置場所に制約がないため、バスに接続された個々のフィールドデバイスに近接した設置が可能。コントローラとフィールドデバイスが離れた場所に設置される際に発生する高価な配線費用を抑制できる。イーサネットポートへのワイヤレスアクセスポイント接続により、ワイヤレスアプリケーションにも対応可能。

　Ｂｒａｄ　ＳＳＴ　ＰＢ３は、ＦＡおよびプロセスコントロールの両アプリケーションに対応。ロックウェルアーキテクチャに完全統合し、ユーザー定義の命令を生成できるアドオン命令、統合型イーサネットスイッチ、ラダーロジックに書き込むことなくＩ／Ｏデータにダイレクトアクセス可能という機能の利用のほか、プロフィバスＤＰ―Ｖ１サービスやデバイス診断へのアクセスも可能。

　付属のＰＣ用ソフトウエアには、ロックウェル社のソフトウエアと使い勝手をそろえたエンジニアリングコンソールが含まれている。このコンソールでは、プロフィバスマスターおよびスレーブの設定、ＲＳＬｏｇｉｃ　５０００（Ｌ５�]）フォーマットでプロフィバスプロセス変数をエクスポート、自動ＤＰスレーブ検知、オンライン診断表示などができる。