120319_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月19日 |
120319_01 |
三菱電機 |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
耐圧1200Vでノイズ耐性を改善したインバータシステム用IC
三菱電機は、パワー半導体を駆動する耐圧1200VのICで、ノイズ耐性を改善した「M81738FP」を4月2日から発売する。
新製品は、1200V耐圧の従来品「M81019FP」と端子配置の互換性を保った24ピンSSOPパッケージで、税抜きサンプル単価は300円。
民生・産業用機器に使用されるモーター駆動システムでは、喫緊の課題である省エネルギー化のために、インバータ化が推進されている。このためインバータシステムにおいて、マイクロコンピュータなどからの制御信号により、IGBTやMOSFETなどのパワー半導体を直接駆動する高耐圧ICの需要が拡大している。
欧州などでは交流400V系電源のインバータシステムが使用されており、これに適合した高品質な1200V耐圧のICが求められている。
今回、三菱電機は、チップ表面構造の工夫によりpn接合への電界集中を抑制し、高耐圧ICのリーク電流を10μA以下にした。さらに、高電圧回路部を囲う高耐圧部の表面にポリシリコン抵抗を用いて電界分布を均一にし、安定した高耐圧特性を実現した。
ノイズ耐性の向上では、新たに埋め込み層を導入し、寄生トランジスタにより大電流が発生するラッチアップ現象を抑制した。
主な仕様は、高圧側の耐圧が1200V、低圧側の耐圧が24V、出力電流はプラスマイナス1.0A。その他、保護機能として短絡保護回路、電源電圧低下保護回路、電源ノイズ吸収回路、エラー信号入力による出力遮断回路などを有する。 |