電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月9日 120309_03 インテル 半導体集積回路 マイコン・DSP パソコン・OA機器・LAN用

サーバー・ストレージ向けプロセッサ「Xeon E5-2600/1600ファミリー」


 米インテルは、データ通信量の急増に対応する次世代データセンターのニーズに対応する新プロセッサ「Xeon E5―2600/1600ファミリー」を発売した。電力効率を高めながら、高速I/O技術やシステムレベル、データセンターレベルの電力効率、運用効率を高める新機能を搭載した。

 新プロセッサファミリーは、およそ5年ぶりに、機能、技術を見直したサーバー、ストレージ向けプロセッサ。新たに八つのCPUコアを搭載した製品も含まれる。最新のプロセッサアーキテクチャ「サンディブリッジ」を採用し、消費電力当たりの性能を大幅に向上させるなど、プロセッサとしての基本機能を底上げした。

 そのうえで、今後のデータセンターで要求される電力効率の向上、高い安全性、高速I/Oなどを実現する技術を盛り込んだ。

 I/Oの高速化技術「インテル インテグレーテッドI/O」は、従来外付けだったI/Oハブを、プロセッサ内に統合。ネットワークアダプタとの接続には最新インターフェイス「PCI Express3.0」に対応する。

 さらに従来はメーンメモリーを介して必ず行っていたデータ転送の一部を、同メモリーを介さず直接ネットワークアダプタと通信する技術も新たに導入した。これらの技術により、I/Oの遅延を最大3割削減。メーンメモリーの電力消費を抑えて、システムレベルでの低消費電力化にも貢献する。

 また「インテルノードマネージャー2.0」「インテルデータセンターマネージャー」と呼ぶ制御機能も提供。ラック単位などよりシステムレベルで最大消費電力を設定することが可能になり、電力制御を容易にする。試作サーバーを用いたある検証では、これらの機能でデータセンターのピーク電力を16―18%削減できたとの結果が出ている。



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