電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月28日 120228_03 七星科学研究所 光関連部品 光部品、光モジュール 一般産業用

デジタル信号を光信号に変換する光デジタルリンク


 七星科学研究所(埼玉県狭山市、鈴木芳久社長)の七星科学開発センターは、デジタル信号を光信号に変換する光デジタルリンクを3月から販売開始する。

 従来から販売中の光通信モジュール「SCリンクシリーズ」の小型・低価格版。既存の電気通信信号に変調処理を施すことなく、DCからの光通信が可能。基板に直接実装できるオンボード型。機器内の基板間通信などを想定し、5Vタイプと3.3Vタイプを用意した。TTL信号を10キロメートル先まで伝送可能。

 高速デジタル信号を長距離で配線した場合、外部ノイズや電線の特性による劣化トラブルが多々ある。光ファイバは非導電性のため、これらの影響を軽減する。一般にシングルモードファイバで通信する場合、レーザー素子を使用する。通信用レーザーは連続発光できないためDCからの通信ができない。新製品は内部で変調処理を行うため、通信可能速度がDCから可能。従来比で約3分の1のサイズを実現した。

 5V用型名は、SCT―001(送信機)/SCR―001(受信機)、3.3V用型名は、SCT―002(送信機)/SCR―002(受信機)。最大通信距離10キロメートル(シングルモードファイバ使用時)。適用光ファイバはシングルモードファイバ(SM10/125)、マルチモードファイバ(GI50/125)(伝送距離3キロメートルまで)。適合光コネクタはSCコネクタ。通信可能速度はDC―10メガbps。サイズは21.4×52.2×高さ14.2ミリメートル。

 価格は、送信機・受信機セットで6万円を予定。初年度200セット程度の販売を計画する。

 同社は以前からセキュリティ向け光通信装置の販売を手掛けてきた。今後はオプトデバイス分野も強化し、制御通信業界への進出を図る。


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