電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月24日 120224_02 富士通セミコンダクター 半導体集積回路 専用IC 移動体通信機器用

LTEを含む携帯電話向けマルチバンドRFトランシーバLSI



 富士通セミコンダクターは、FDD―LTE、TDD―LTEの両LTEを含むあらゆる携帯電話通信方式に対応し、従来に比べ3割程度の低消費電力化と小型化を図ったマルチバンドRFトランシーバLSIを製品化した。5月からサンプル出荷を開始する。

 新製品「MB86L11A」は、RFトランシーバLSIの送信出力回路部に必要な増幅器(アンプ)を不要にする新回路方式を採用するなどし、消費電力とデバイスサイズをそれぞれ従来品比3割程度削減した。

 また新製品は、FDDとTDDの両LTE方式をはじめ、HSPAプラス、WCDMA、GSM、EDGE、EDGE―VEO、CDMA、TD―SCDMAの全モードに対応。また、各国で使用される周波数帯にも対応する。国を問わず世界各国で使用可能な携帯電話へのニーズが高まる中で、マルチモード、マルチバンド対応を実現している。

 ダイバーシティ用に受信回路も2系統内蔵。ベースバンドLSIとのインターフェイスは従来の第2、第3世代方式対応ベースバンド用にMIPI規格準拠の「3G DigRF」と、LTE向け「4G DigRF」(バージョン1.0)を用意した。内蔵プロセッサに信号制御内容をプログラムすることでハード変更なしにRF信号制御などの微調整ができ、開発、検証期間を短縮できる。

 90ナノCMOSプロセス技術を採用。業界最小6.6ミリメートル角、高さ0.9ミリメートルサイズの195ピンBGAパッケージ(ピン間0.4ミリメートル)を採用している。


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