110218_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月18日 |
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トレックス・セミコンダクター |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
移動体通信機器用 |
コイル一体型同期整流方式降圧DC/DCコンバータ
トレックス・セミコンダクター(東京都中央区、藤阪知之代表取締役)は、コイル一体型の同期整流方式降圧DC/DCコンバータ「microDC/DCコンバータ」として、変換効率を改善した「XCL201」「同202」を開発した。従来品に比べ効率が3―5%改善され、高効率要求の強いスマートフォン、携帯電話での採用を見込む。サンプル価格は200円で量産は3月から。
「microDC/DCコンバータ」は、制御ICパッケージを覆うようにコイルを形成、一体化した同社独自DC―DCコンバータ。
■2520サイズ
2.5×2.0×1.0ミリの超小型サイズの外形で、外付けセラミックコンデンサ2個を追加するだけで電源を構成可能。携帯機器の小型化・軽量化、低コストニーズに応える。
09年6月から出荷を開始し、累計出荷数は数百万個に達している。
今回発売した同201/202は第2弾製品となり、従来品以上の高効率を追求した製品。スイッチング損失を抑えるため、制御ICの動作周波数を従来の3メガヘルツから1.2メガヘルツに抑制。小型、低抵抗成分のコイルの採用で、従来品と同じ外形サイズながら、全負荷範囲で効率を3―5%程度改善した。4.2V入力、3.3V出力時の効率は92%。
最大負荷電流は、400mA。動作電圧は2.0―6.0Vで、出力電圧は固定で0.8Vから4.0Vまで、0.05ステップで選択できる。出力電圧精度はプラスマイナス2%。
動作モードは、同201がPWM制御。同202は、軽負荷時から重負荷時まで自在に高速応答、低リップル、高効率を実現するPWMとPFMの自動切り替え制御。スタンバイ時には全回路を停止、消費電流を1μA以下に抑える。
同社は今後も「microDC/DCコンバータ」のラインアップを拡充する方針。昇圧型品の開発や大電流対応、さらなる小型化を図っていく。
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