電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月27日 110131_02 京セラキンセキ 受動部品 発振子・共振子、振動子 移動体通信機器用

携帯向け低ESRの32KHz音叉型水晶振動子「ST2008SB」


 京セラキンセキは32キロヘルツ音叉型水晶振動子で業界最小クラスの占有面積で低ESR(直列抵抗)の「ST2008SB」を開発した。スマートフォン、タブレット端末、小型オーディオプレヤーなどの携帯端末で求められる小型、低消費電流駆動に応えた。4月からサンプル出荷を開始。同社滋賀八日市事業所(滋賀県東近江市)で生産する。

 新開発のST2008SBは、京セラキンセキ独自の有限要素法を用いた近似シミュレーション手法のFEM(Finite Element Method)シミュレーション技術による水晶素子の小型化技術、精密個片化したパッケージ設計技術、各部材の精密組み立て技術を組み合わせ、外形寸法2.0×0.8×0.6ミリメートル、特に業界最短0.8ミリメートルの短辺を実現した32キロヘルツ小型音叉型水晶振動子の開発に成功した。

  占有面積2.0×0.8ミリメートルサイズながら低消費電流駆動が可能なESR代表値50kΩ、保証値80kΩ以下に抑えた。代表値50kΩは2.0×1.2×0.6ミリメートル(2012サイズ)の従来品と同等レベル。体積では2012サイズの従来品の66%。小型携帯機器用時計機能の基準信号用に供給する。

  中心周波数32.768キロヘルツ、周波数許容偏差プラスマイナス20ppm、負荷容量12.5/9.0/7.0pF、動作温度範囲マイナス40―プラス85度C、鉛フリー、RoHS指令対応。

  負荷容量12.5pF品「ST2008SB32768H5HPWA」/9.0pF品「同32768E0HPWBB」/7.0pF品「同32768C0HPWBB」をそろえている。




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