スクリューレス小型単相交流入力用ノイズフィルター

　コーセルは、単相交流入力用小型ノイズフィルター「ＥＳＣ/ＥＳＭ/ＥＳＰシリーズ」の３タイプを開発し、販売を開始した。あわせて３年後に４億円の売上げを見込む。

　 新製品は、欧米市場を中心にねじ締めトルクの管理や定期的な増し締め作業をなくしたいという要望に対応して、独自のプッシュダウン方式端子台の構造を採用し、作業性も向上したスクリューレス小型ノイズフィルターの３タイプを開発したもの。

　 ＪＩＳＣ２８１１などに基づいた試験を実施し、信頼性を確認したスクリューレス端子をノイズフィルターとしては初めて採用した。スクリューレス端子台は構造的にねじがないため、締結作業がなくなり、トルク管理の必要もなく工数削減につながる。

　 ＥＳＣシリーズは小型汎用（はんよう）タイプ、ＥＳＭシリーズは小型低漏えい電流タイプ、ＥＳＰシリーズは小型外部パルス電圧減衰タイプ。また、漏えい電流選択やＤＩＮレール取り付け（オプション）の機能も備えている。

　 取得安全規格は、ＵＬ（アメリカ）、Ｃ−ＵＬ（カナダ）、ＶＤＥ（ドイツ）、ＥＮＥＣ、ＲｏＨＳ指令対応。

　 産業用ロボット機器、工作機械をはじめ、チップマウンタ、半導体製造装置、インバータモーターやサーボモーターを有する製造設備などに適する。

　 定格電圧は、単相交流入力２５０Ｖ。定格電流は、３、６、１０、１６Ａ。サイズは、３９×３０×８５ミリメートル。