高さが可変のマイクロSDカード用コネクタ（ヘッダータイプ）

　ＳＭＫは２２日、「マイクロＳＤカード用コネクタ（ヘッダータイプ）」を開発、今月から販売開始すると発表した。同社独自のデザインにより、高さ２.４５ミリメートルから６.０ミリメートルまで可変対応する構造とし、セットの設計自由度を向上する。

　 省面積対応のヘッダータイプを採用し、幅１１.４５ミリメートル、奥行き５.３ミリメートルと業界最小の実装面積を実現した。マイクロＳＤカードのサイズメリットを生かすと同時に、高さ可変によって機器内のスペースを有効活用でき、携帯電話などの機器の薄型・小型化に貢献する。

　 シールドカバーは各コーナーに十分なはんだ付け接地面積を確保し、高いこじり強度を実現するとともに、コネクタ背面のバックアップによりカードの押し込みに強い構造とした。独自のカード検知スイッチ構造で、各スイッチのはんだ付け部をコネクタ後方に配置し、静電気（ＥＳＤ）防止対策を施している。

　 カード挿抜は手挿入タイプ、挿入方向はノーマルタイプ。吸着スペースを設けることで自動実装に対応。ＲｏＨＳ指令適合品。

　 用途は携帯電話、スマートフォン、ＤＳＣ、ＰＤＡ、そのほかモバイル機器。

　 主な仕様は定格電圧電流ＡＣ/ＤＣ５Ｖ０.５Ａ。耐電圧ＡＣ１００Ｖ１分間。使用温度範囲マイナス３０―プラス６０度Ｃ。

　 サンプル価格は１００円。生産能力は月産１００万個。

　 マイクロＳＤカード用コネクタのレパートリは、プッシュ（ロック）/プル（イジェクト）タイプ、ヒンジタイプに加え、今回の製品がそろった。