小型携帯機器等向け電子ペーパーディスプレイ一体型モジュール

　シチズンセイミツは１３日、セイコーエプソンと共同でスマートカード、小型携帯機器に搭載可能なマイコン搭載電子ペーパーディスプレイ一体型モジュールを開発したと発表した。１１年春に製品を販売、初年度に売上げ１０億円を見込む。

　 表示部には、Ｅ　ＩＮＫ社のＶｉｚｐｌｅｘ^TM　 Ｉｍａｇｉｎｇ　Ｆｉｌｍを採用し、対角１インチ、７セグメントの８桁表示で、視認性の良さ、メモリー性による超低消費電力、フレキシブル性などの特徴を持つ。

　 駆動部にはセイコーエプソンが長年培ってきた半導体技術を生かした電子ペーパー用ドライバー内蔵１６ビットマイクロコントローラ「Ｓ１Ｃ１７Ｆ５７」を搭載、ＣＯＦ（Ｃｈｉｐ　Ｏｎ　Ｆｉｌｍ）モジュールを一体化している。

　 「カード分野では、欧米で主流になりつつある“ワンタイプパスワード機能”を搭載したスマートカード、小型携帯機器等の要求が多く、今後飛躍的な拡大が見込まれる」とシチズンホールディングス経営企画部・大舘のりえリーダーは話している。