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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月15日 |
101215_01 |
日本ビクター |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
1チップ化したハイビジョンカメラ用ハイスピード・プロセッサ
日本ビクターは、カメラ信号処理、動画圧縮処理、静止画圧縮処理の全てをハイスピード処理化し1チップ化したハイビジョンビデオカメラ用のハイスピード・プロセッサ(LSI)を開発した。
同LSI搭載第1弾となるハイビジョンデジタルカメラ「Everio(エブリオ)」3モデルを12月中旬から順次発売する。
開発したLSIは、業界で初めて動画と静止画両方の高速信号処理をワンチップで実現した。フルHDの3D映像、4K2K映像、高速静止画の撮影に対応する。超高精細映像の映像信号をハイスピードで処理し、リアルタイムで撮影、記録できる。
カメラ信号処理、動画静止画圧縮伸長(コーデック)処理、各種インターフェイスなど映像処理機能を1チップ化したことで、高性能化とともに低消費電力化した。ローコストも実現しており、従来のほぼ半分程度で済むという。
新開発LSIについて伊藤裕太社長は「ビデオカメラは“一期一会”を大切に残すもの。一瞬を大切にして瞬間を切り取り、臨場感を高め、出会い、コミュニケーションを大事にする。これが当社のビデオカメラに対する価値観であり、それを支えているのが技術。今回開発したプロセッサもその一つ」と紹介した。
同社は今後、新LSIを民生用を中心としながら、3Dおよび4K2K撮影機能搭載の次世代ビデオカメラ、プロ用撮影カメラ、セキュリティカメラなど業務用のカメラ機器にも広く採用していく方針。
新LSIを搭載した民生用ビデオカメラを年明けの1月6―9日に米ラスベガスで開かれる「CES2011」に参考出展する。
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