101214_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月14日 |
101214_01 |
サンケン電気 |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
液晶TVのLEDバックライト部分制御用LEDドライバ
サンケン電気は、液晶テレビでLEDバックライトの部分制御を実現するバックライトLED駆動IC「BL1615BA」のサンプル出荷を開始した。3D対応のハイエンドテレビで要求される高度なLED制御駆動を低損失で実現できる。サンプル価格は1千円で、量産は11年6月から。
新製品は最大60V、150mAのLED駆動回路を16チャンネル搭載。最大192個のLEDを駆動できる。
最大の特徴は、3種のLED駆動制御機能を備える点。LEDの点灯タイミングを画像に合わせてずらし、クロストークを低減する「スキャニング制御」、LEDをパルス点灯させ、点灯/消灯時間を制御し輝度を調整する「PWM調光制御」、もう一つは、LEDに流す電流を変化させ輝度を調整する「電流調光制御」。これらの制御機能により、今後の液晶テレビで要求されるバックライト制御に対応する
例えば、画面の左右両サイドにLEDを配置し画面を8分割/16分割してスキャニング制御するタイプの液晶テレビであれば、一つのICで対応できる。
画像制御部との通信用にシリアルインターフェイス機能と、最大30個までのアドレス機能を搭載し、1マイコンでBL1615BAを30個並列動作できる。そのため、画面直下にLEDを配置し、480分割制御するような超ハイエンドテレビにも対応する。
液晶テレビは滑らかな表示を実現するため、通常の画像に補足画像を差し込み、倍速、4倍速表示で対応してきた。しかし、3D画像では右目用、左目用画像を表示する必要があり、倍速、4倍速技術に頼らない画質向上技術が必要となる。「今後の3Dテレビでは、バックライトLED制御による画質向上が図られる見込み」(技術本部新製品開発統括部・大野哲彦部長補佐)とし、今回の新製品開発に至った。
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