101208_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月8日 |
101208_05 |
アクロニクスセミコンダクター |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般産業用 |
インテルの22ナノプロセス製造ラインでFPGA生産
FPGAメーカーの米アクロニクスセミコンダクター社は、このほど、インテル社の22ナノプロセスによる製造ラインでFPGAを生産すると発表した。22ナノプロセス採用のFPGAの製品化とともに、インテルにとって初の受託製造案件となる。「歴史的」と位置付ける22ナノFPGAビジネスに挑戦する同社ジョン・ロフトン・ホルトCEOに聞いた。
◆ ◆ ◆
――製造委託先として、インテル社をプロセスとして最先端の22ナノを選ばれました。
ホルトCEO プロセッサ、メモリーなどプロセスが進んでいるベンダーが勝者となっている。FPGAも同じ。世界で最先端プロセスでの製造技術をリードしているのはインテルであり、これ以上ないパートナーだ。
――22ナノプロセスでの製品展開は。
ホルトCEO 当社のFPGAは、従来の40ナノ世代から1.5ギガヘルツ 動作という超高速性能が特徴となっている。22ナノ世代でも1.5ギガヘルツ 動作を特徴としたハイパフォーマンス(HP)品を投入する。
HP品も70万LUT(ルックアップテーブル)の規模を実現でき、これまでASIC以外のソリューションがなかった領域をカバーできる。
HP品と同時に、規模と低消費電力性に重点を置いて、750メガヘルツ 動作の高密度(HD)品も展開する。HDは、2千万ゲートASICに匹敵する最大250万LUTの規模を実現できる。
――大手FPGAメーカーに対しても、競争力が発揮できますか。
ホルトCEO 当社のターゲットは、これまでのFPGAでは実現不可能だった領域。収益面、実績、ビジネスモデルから考えて、従来のFPGA領域では競合しない方針だ。
――今後の予定を。
ホルトCEO 11年10―12月に22ナノ品のサンプル出荷を開始し、量産への準備も整う予定。22ナノ以降のプロセスをインテルと共同開発し、最先端プロセス品を投入する。10年の売上高目標数百万ドルを早期に10億ドルへ引き上げたい。
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