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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月30日 |
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ルネサスエレクトロニクス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
低消費電力重視の16/32ビットマイコン「RX200シリーズ」
ルネサスエレクトロニクスは29日、16/32ビットクラスのミドルレンジマイコン「RXファミリ」として低消費電力性能を重視した「RX200シリーズ」の第1弾製品を発表した。1メガヘルツ 当たり0.2mAの低消費電力性、1.65Vの低電圧駆動でも20メガヘルツ の高速動作対応といった特徴を備える。
RXファミリは、OA機器、産業機器、民生機器に向けたミドルレンジマイコンとの位置付け。09年3月には、処理性能に重点を置いたRX600シリーズを発売している。
発表したRX200シリーズは、低消費電力重視のシリーズでモバイル機器や白モノ家電、電力メーター、PC周辺機器をターゲットにする。
RX600シリーズに比べ1メガヘルツ当たり38%の低消費電力化。1.65V駆動時でも20メガヘルツという高速動作対応により、バッテリ駆動機器で動作電流削減、処理時間短縮を実現。2700mAhのバッテリ端末で1日5分間MCU動作した場合、競合製品よりも2年長い6年5カ月という長寿命を達成できる。モバイル機器や、一つのバッテリによる長期間動作を求められる電力メーターなどの用途に向く。
RX200シリーズの第1弾製品28製品(11年9月量産予定)は、主に白モノ家電向けで、低消費電力性能とともに、家電安全規格「IEC60730 classB」準拠という特徴を備える。同規格は欧州白モノ家電市場を中心に対応が求められ、断線検出機能、シリアル通信エラー検出など各種異常検知、保護機能が必要とされる。RX200シリーズでは、必要な異常検出、保護機能をハードとして内蔵し、外付け部品やソフト開発の必要がない。
同社は電力メーター向け、USB機能搭載のPC周辺機器向け製品も順次投入し、12年度末にはRX200シリーズとして約100種を製品化する。
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