携帯機器向け2x2x0.9ミリの高周波用スイッチングコネクタ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市、江部秀社長）は、最小クラス（同社既存品の約３分の２）のスイッチングコネクタ「Ｐｉｃｏ　ｓｗｉｔｃｈｉｎｇ　ｃｏａｘコネクタ」の製造販売を今月から開始した。

　 製品寸法は、２×２×０.９ミリメートル。セルフアラインメント０.４ミリメートル。

　 携帯機器の小型化トレンドの加速により、市場では携帯機器用の高周波コネクタの需要が高まっている。新製品はこうしたニーズに対応したもの。

　 超小型携帯機器への実装に最適。検査プローブのセッティング位置公差範囲を広く取れるように、比較的大きなセルフアラインメントを設けてあるため、自動検査が可能だ。

　 スイッチ一体型のＣｏａｘ　ＲＦコネクタは、携帯機器の無線通信性能を的確に検査する目的で広く用いられている。検査装置のプラグをコネクタ上部に挿入うすることで、携帯機器のアンテナへ向かうＲＦ信号の経路を検査装置プラグへ向かうよう転換できるため、携帯機器の信号の正確な測定が可能となる。

　 生産予定数量は年間６千万個。生産は日本で行う。