再生可能エネルギー向けフォトカプラ「ACNV4506」

　米アバゴ・テクノロジー（日本法人＝東京都目黒区、米山周社長）は、再生可能エネルギー用途向けにフォトカプラの新製品「ＡＣＮＶ４５０６」を発表した。サンプル価格は３００円から。

　 新製品は、風力タービンや再生可能エネルギー発電設備、産業用インバータ制御などの分野において、インテリジェント・パワー・モジュール（ＩＰＭ）入力インターフェイスやＩＧＢＴゲート駆動向けに確実な電気信号の分離・絶縁を実現する。

　 こうした用途では、１７００Ｖ級のＩＧＢＴが増加しており、絶縁部には、大きな沿面距離と空間距離を設ける必要がある。そのため、新製品は、ＤＩＰと表面実装用リード成型オプションで提供され、沿面距離と空間距離が最小１３ミリメートルとなっており、ＩＥＣ６０６６４―１規格に準拠する仕様となっている。

　 また、最小３０ｋＶ/マイクロ秒の同相除去能力（ＣＭＲ）によって雑音分離性能を改善し、モーター制御におけるトルクリプルを減少させている。さらに、マイナス４０―プラス１０５度Ｃという広い温度範囲での動作を実現している。