車載対応のDABデコーダ内蔵受信モジュール「DAB15/16」シリーズ

　ミツミ電機は、ＤＡＢ受信モジュール「ＤＡＢ１５/ＤＡＢ１６シリーズ」の開発を完了した。小型・薄型シングル/デュアル同一形状対応可能な車載対応ＤＡＢデコーダ内蔵モジュール。１１年１２月からの量産開始を予定する。

　 主な用途は、カーオーディオやホームオーディオほかで、機能はＤＡＢ/ＤＡＢプラス/Ｔ―ＤＭＢのオーディオ/データサービス放送の受信・復調・出力。

　 新製品は、欧州におけるＤＡＢ（デジタル・オーディオ・ブロードキャスト）受信機の市場拡大を見据えたもので、小型・薄型ながらＤＡＢデコーダを内蔵し、ユーザビリティを高めている。多様な仕様に対応し、コストパフォーマンスに優れた製品として提案する。

　 特徴は（１）ＢＡＮＤ�V/Ｌ―ＢＡＮＤ帯域対応で好感度（２）ＤｉｖｅｒｓｉｔｙやＬｉｎｋｉｎｇによるダブルチューナ設計も同一形状で対応可能（小型・薄型）（３）ＡＮＴ入力はＦＡＫＲＡなどの高周波コネクタ以外に、ＰＩＮヘッダーでの入力にも対応。

　 主な仕様は、電源電圧３.３Ｖｔｙｐ/５.０Ｖｔｙｐ。消費電流１７５ｍＡｔｙｐ。インターフェイスは、オーディオ出力　２ＩＳ、制御/データ出力ＵＡＲＴ、ＳＰＩ。感度（ＦＡＫＲＡコネクタ入力時）はＢＡＮＤ�Vがマイナス１０１ｄＢｍ　ｔｙｐ、Ｌ―ＢＡＮＤがマイナス１００ｄＢｍ　ｔｙｐ。動作温度範囲マイナス４０―プラス８５度Ｃ。外形寸法５２.８×４０.０×１１.３ミリメートルｔｙｐ（伏せ型）、５２.８×４０.０×１０.７ミリメートルｔｙｐ（立て型）。

　 生産は中国・天津ミツミで１１年１２月から月産１万個を計画。サンプル出荷予定時期はＤＡＢ１６が今年１０月、ＤＡＢ１５が１１年２月。サンプル価格は１万円（消費税込み）。