100930_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月30日 |
100930_02 |
アルプス・グリーンデバイス |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
パソコン・OA機器・LAN用 |
PCのDC/DCコンバータ用リカロイパワーインダクタ「GLMCシリーズ」
アルプス・グリーンデバイス(東京都大田区、藤井康裕社長)は29日、ノートPCやサーバーなどのDC/DCコンバータ向けに、電源の高効率化に寄与するリカロイパワーインダクタ「GLMCシリーズ」を開発、今年11月からサンプル出荷開始すると発表した。業界トップレベルの低損失を実現。販売はアルプス電気が担当する。
高機能化が進むノートPCでは、処理能力向上と低消費電力の両立のために電源効率向上が必須であるため、高効率のパワーインダクタが求められている。パワーインダクタは高機能タブレットPCなどの大電流バッテリ駆動機器や、サーバーなどでも使用され、市場拡大が期待されている。
新製品は、独自の金属ガラス「リカロイ」を採用し、業界トップレベルの低損失を実現したメタルコンポジット型パワーインダクタ。リカロイは、同社が東北大学と共同開発し、業界最小レベルの磁気損失が特徴。金属ガラスはガラス同様に原子配列が不規則な金属で、優れた軟磁気特性を有する。リカロイは粉末化が容易なため、成形による様々な形状に対応が可能。
さらに、GLMCシリーズは、巻線を磁性材料と一体成形するメタルコンポジット構造を採用し、小型化と大電流対応を両立。磁性材料と巻線設計の最適化で業界トップレベルの低直流抵抗を実現し、低発熱化を図った。
用途はノートPCやサーバー、ゲーム機などのDC/DCコンバータ、POL電源。サンプル価格は80円(税込み)。12月から量産を開始し、11年度には月産800万個の生産を予定している。
|