高電力密度用途向け2チャンネルステップダウンレギュレータ

　インターシルは、高い電力密度を必要とする産業機器、通信機器、民生機器向けに、外付け部品の削減に貢献しながら高効率を特徴とした２チャンネルステップダウンレギュレータを発売した。

　 価格は１千個受注時３.３０ドル。

　 新製品「ＩＳＬ８５０３３」は、２個の低オン抵抗ハイサイドＭＯＳＦＥＴを内蔵。出力電流は１チャンネル当たり３Ａ。カレントシェア構成時には２フェーズ動作の単一出力から６Ａを供給できる。入力電圧範囲は４.５―２８Ｖと広く、中間電圧バスの生成やＰＯＬ（ポイント・オブ・ロード）レギュレーションに適している。

　 ＰＷＭ（パルス幅変調）スイッチング周波数は、３００キロヘルツから２メガヘルツまでで設定でき、電源効率とインダクタサイズのバランスを自由に選択できる。

　 内蔵ソフトスタート機能とともに外部でのソフトスタート設定に対応するほか、チャンンネル間のスイッチング動作を同相、逆相に設定できるなど、高い設計自由度を実現する機能も多く搭載している。

　 パッケージは２８ピンのＴＱＦＮを採用している。