100924_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月24日 |
100924_04 |
ローム |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
デジタル情報家電用 |
LED液晶TV向けLEDバックライトドライバーLSI14機種
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ロームは、LEDバックライト搭載液晶テレビ用に業界最多の14機種をラインアップしたLEDバックライトドライバーLSIシリーズを開発。既にサンプル出荷を開始し、11月から量産に入る。
LEDバックライト方式で主流となりつつあるエッジライト型、日本のセットメーカーで採用の多い直下型、高機能タイプから普及タイプまで、あらゆるLEDバックライト搭載液晶テレビの需要に対応。携帯電話やノートPCに続いて、液晶テレビでもLEDドライバーLSIのトップグループ入りを目指す。新製品のLEDドライバーLSIは、0.35マイクロメートルBi―DMOSプロセスを採用。DC/DCタイプのLED接続チャンネル1ch1機種、同3ch1機種、DC/DCプラス多チャンネルドライバータイプの4ch3機種(―350mA/ch)、同6ch4機種(同)、同8ch2機種(同)、多チャンネルドライバータイプの8ch1機種、同16ch1機種、同24ch1機種(―80mA)の合計14機種。
低電圧トランジスタを内蔵した多チャンネルドライバータイプ350mAの、4ch、6ch、8chと24chは業界初の商品化。パッケージは1ch16ピンSOP、3ch28ピンSOP、4chと6chが28ピン、8chが40ピンのHTSSOP/HSOP、1bch64ピンQFN、24ch48ピンVQFN。
多チャンネルドライバータイプ16chが来春サンプル出荷。そのほか13機種は既にサンプル出荷を始め、11月から月産能力500万個で量産を開始する。前工程はローム浜松(静岡県)、後工程はローム エレクトロニクス フィリピンとローム インテグレイティッド(タイランド)で行う。
LED素子のばらつきによって生じるLED各チャンネル間のアノード電圧を自動判別して、最も高い電圧に合わせてDC/DCコンバータ出力を決定するLEDドライバー基本技術(日本、中国、米国、欧州で特許取得)や、PWM調光時に電流波形を滑らかにしコイルによる音鳴りを防止する技術(特許申請中)、定電流回路のオフセットをキャンセルすることでLED電流の精度を全調整範囲においてプラスマイナス1・5%にまで抑える技術(同)を採用。携帯電話、ノートPCの液晶パネルで培った回路技術、CCFLバックライト制御で培ったシステムノウハウなども用いた。
同社では現在、約20%の液晶テレビのLEDバックライト搭載モデル比率が、11年に約半分にまで増えると予想。多様な仕様、画面サイズ、エッジライト型、直下型などに柔軟に対応できるLEDドライバーLSI14機種を取りそろえ、LEDバックライト搭載液晶テレビでトップシェアグループ入りを目指す。
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