100920_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月20日 |
100920_02 |
日立化成工業 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
低温接続が可能な太陽電池用導電フィルム「CFシリーズ」
日立化成工業(東京都新宿区、田中一行社長)はこのほど、太陽電池用導電フィルム「CFシリーズ」を開発した。現在サンプルワークを進めており、15年度には年間売上高100億円を目指す。
「CFシリーズ」は、結晶系シリコン太陽電池セルを複数枚直列につなげる時に使用するタブ線接着用の導電フィルムで、薄膜系、有機化合物系太陽電池モジュールへも適用が可能。
現在、セルの電極とタブ線の接続には、はんだが使用されている。はんだは高温での接続が必要なため、薄いセルでは反りや割れが発生しやすい。さらに最近では鉛フリーはんだが使用されるケースもあり、より高温での接続が必要となるため、はんだに代わる新たな材料が求められていた。
「CFシリーズ」は熱硬化性樹脂中に導電粒子を分散させた材料であり、鉛フリーでありながら180度Cでの低温接続が可能。さらにはんだ接続で生じる、はんだの染み出しが発生しないため、セルの受光面積を広げることができ、発電効率向上にも寄与する。
現在、同製品の拡販活動をワールドワイドで展開している。太陽電池の普及拡大に合わせ、売上げ拡大を図っていく。
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