100915_05
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月15日 |
100915_05 |
エクスプレイ・ジャパン |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
移動体通信機器用 |
体積7cc厚さ7ミリのピコプロジェクタ向け光学エンジン
ピコプロジェクタ向け光学エンジンを開発・販売するエクスプレイ・ジャパンが、体積7t、厚さ7ミリメートルの光学エンジンを開発、今月から一部の顧客にサンプル提供を開始した。携帯電話やデジカメ、PCなどの分野へ拡販を図り、11年度20万個の販売目標。
先ごろ開発したサンプル品は、投影サイズが7―70インチ、投影距離が20―200センチメートル、解像度がWVGA(800×480)、明るさが14ルーメン、消費電力が1.8W程度となる。表示素子には、台湾ハイマックステクノロジーズのLCOS素子を利用している。
最大の特徴は、独自技術の採用により、レーザーの波長を調整して画像のスペックリング(ちらつき)を抑制している点にある。これにより、より高精細な画像を表示可能だ。
同社は、現在の製品を第1世代と位置付けており、量産段階での価格は1万3千―1万4千円を想定している。11年後半の製品化を予定する第2世代品では、解像度WXGAで明るさ20ルーメンの実現を目指す。その後はレーザー部分のモジュール化を図ったり、小型・低消費電力化を進めたりといった点が開発のポイントになるという。
ターゲットは、携帯電話やデジカメ、PCなどだが、3次元計測器といった産業用途でも引き合いがあるという。ピコプロジェクタの市場潜在性は高く、一部の調査会社からは、外付け型/内蔵型を合わせて12年に3千万台規模に拡大するとの予測も出ている。
同社の山中要代表取締役社長は、「11年で20万個、12年で50万個、13年で100万個の販売を目指す」と意気込む。携帯電話への組み込みを狙う場合、現状は価格がネックとなっているが、「最終的には50ドルを切る価格帯を実現することが鍵を握る」(同氏)と述べており、低価格化に向けた開発も推進している。
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