100910_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月10日 |
100910_02 |
ナベック |
ユニット |
センサーモジュール |
一般産業用 |
牛の発情検知センサー「カウネックNK-HSAO1」
パナソニック エコシステムズの子会社ナベック(愛知県春日井市、玉井博文社長)は、検知率90%以上で牛の発情を知らせる首装着タイプの発情検知センサー「カウネック」NK―HSA01(オープン)を10月1日から発売する。
酪農や肉牛繁殖農家の経営で、雌牛の受胎に適した発情期間を的確にとらえて人工授精を行うことは重要だが、発情期間が分かりにくく見逃すケースもあり、受胎機会の逸失による潜在的な費用損失が国内で439億円と推定されている。
新製品は、高精度に検知で機会損失を減らし、次世代の農業経営に貢献できる。一般的に牛は発情期に活動量が高まるため、歩数を測定することで発情を知ることができる。
ただ、従来の発情検知装置は牛の足に取り付けるタイプが主流で、装着脱着時の安全性・手間・耐久性に課題がある。
新製品は、センサー首装着タイプで、3軸加速度ICを採用し高精度な活動量計測(歩数計測)が可能だ。装着着脱時の安全性・耐久性も高めている。
また、センサー本体のLED、LCD表示によってセンサー単体で発情検知を知らせることができ、1台からでも導入できるため、初期投資を抑えた運用も可能で、小・中規模農家も導入しやすい。つなぎ飼育向けタイプも、近日発売する予定だ。
発情検知センサーには、無線モジュールが搭載されているため、発情検知システムの受信盤を追加してシステム化することで、大規模な酪農事業者にも対応できる。
通信距離が見通し30メートルを超える場合には、無線ユニットを無線中継器として有線で接続し、一括管理することもできる。
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