100909_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月9日 |
100909_04 |
三洋半導体 |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
移動体通信機器用 |
1直リチウムイオン電池の残量計測用IC「LC709201F」
三洋半導体は、携帯機器などに使用される1直リチウムイオン電池の残量を高い精度で検出する電池残量計測IC「LC709201F」を今月、サンプル出荷する。センス抵抗レスのICで業界トップクラスの残量検出精度プラスマイナス3%を実現している。サンプル価格は150円。
一般的な電池残量の求め方は、外付けの抵抗(センス抵抗)に流れる電流と電池電圧を基準にして残り時間を算出する。これに対し、コスト性を追求してセンス抵抗レス方式も採用されているが、検出精度がプラスマイナス10%程度と低い点が課題となっていた。
新製品は、外付け抵抗を使用せずに電池の温度、電池電圧、個々の電池の特性を基に独自の補正技術を用いて残り容量を算出。センス抵抗レスながらプラスマイナス3%の高い検出精度を達成。
外付け抵抗不要によるコストダウンへの貢献に加え、機器本体からの情報(配線)も不要。シンプルな回路構成で低コストに高精度な電池予測システムが実現できる。また動作中の機器の放電電流値と電池残量から残り時間を知ることで、不意の電池切れを防止し、電池残量を見ながら効率よく機器を動作させることができる。
電流未検出時の消費電力も競合品に比べ約4分の1程度となる業界トップクラスの15μAを達成。超低消費電力を実現し、電池の待ち時間の延長や、充電回数の削減も可能となり電池寿命の延命にも貢献する。
動作電源電圧は2.25―5.5V。動作温度範囲はマイナス40度Cからプラス85度C。パッケージは2.6ミリ角サイズのVCT16とMFP10Sの2種類がある。
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