カメラリンクインターフェイスPoCL対応のPCIeグラバボ−ド

　東京エレクトロンデバイス（ＴＥＤ）は、ザイリンクス社製ＦＰＧＡ「Ｓｐａｒｔａｎ―６」を搭載したカメラリンクインターフェイス規格「ＣａｍｅｒａＬｉｎｋ　ＰｏＣＬ」対応ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ（ＰＣＩｅ）ハーフサイズグラバボードを発売した。

　 同社開発製品ブランド「ｉｎｒｅｖｉｕｍ（インレビアム）」として展開する新製品「ＴＢ―６Ｓ―ＬＸ１５０Ｔ―ＧＢ―Ｒ」は、Ｓｐａｒｔａｎ―６ファミリーの高性能ＦＰＧＡ「ＬＸ１５０Ｔ」を採用。同ＦＰＧＡは最大毎秒３.１２５ギガビットのトランシーバを内蔵している。

　 また新製品は、ＣａｍｅｒａＬｉｎｋ　ＰｏＣＬ規格に対応し、ＰｏＣＬ対応カメラではケーブル１本で広帯域を必要とする映像データの伝送、画像処理、さらに電源の供給、制御が行える。

　 ＰＣＩｅ（Ｇｅｎ１）４レーン経由で、ＰｏＣＬ―Ｂａｓｅ２チャンネルとＰｏＣＬ―Ｌｉｔｅ１チャンネルの同時キャプチャが可能で、画像バッファとして合計５１２メガバイトのメモリーを実装している。

　 同社では、開発期間を短縮するＦＰＧＡデザイン、ＰＣアプリケーションを用意。また、新製品をベースにシーアイエス製画像ずらし方式超高解像度カメラに対応したグラバボード「ＴＢ―６Ｓ―ＧＢ―ＳＨＲ」も提供する。

　 通常、ＰＣアプリケーション上で必要となる画像データの並び替えをＦＰＧＡでハード処理するため、ＰＣの処理負担や画像キャプチャのレイテンシが軽減される。