先進推測航法を使った車載向けGPSモジュール「LEA-6R」

　スイスのユーブロックス社（日本法人＝東京都港区、中哲周代表）は、先進推測航法を用いた新しい車載向けＧＰＳモジュール「ＬＥＡ―６Ｒ」の量産出荷を開始した。ビル陰やトンネル内など、ＧＰＳ衛星を捕捉できない場合にも各種センサーと連携し、高度な位置決めを行う機能を実現している。

　 新製品は、同社の最新「ｕ―ｂｌｏｘ６プラットフォーム」をベースにした表面実装タイプのＧＰＳモジュール。独自のセンサーフュージョン推測航法を用いている。

　 同航法は、ジャイロスコープセンサーと速度パルスセンサーからの距離と角度情報を使用し、位置を高精度に推測する。車輪回転センサーやジャイロセンサーとも容易に接続できる。

　 ホスト不要のスタンドアロンで処理が行え、パルス入力は直接アナログ信号経由やＵＳＢ、ＵＡＲＴ経由に対応する。前世代品ともハード/ソフトともに互換性を維持している。