高感度・広検出範囲のジャイロセンサー「XV-3700CB」

　エプソントヨコムは、モーションＵＩの入力デバイスとして最適な高感度、広検出範囲のジャイロセンサー「ＸＶ―３７００ＣＢ」を商品化、量産開始した。

　 人やモノの動作をより正確にセンシングするには、低速から高速までの角速度をより広い範囲で検出する必要がある。一般的なジャイロセンサーにおいては、検出範囲の広さと安定度・ノイズ特性の両立が課題となっていた。

　 新製品は、既存商品「ＸＶ―３５００ＣＢ」の低ノイズレベルと、ＱＭＥＭＳ技術による高精度ジャイロ素子の採用で高ゼロ点安定性を継承するとともに、低速モードと高速モードの２つのモードを１パッケージで同時に出力することで、広い動作範囲を高精度に検出することが可能。

　 これにより、人間の行動、運動解析やＲＣヘリコプタなどの姿勢制御を正確に検出するモーションＵＩの入力デバイスとして、各種コントローラや３Ｄマウスなど、モーションセンシング用途を目的とした機器の性能向上に貢献する。

　 サイズは、５×３.２×１.３ミリメートル。