100816_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月16日 | 100816_03 |
ディジインターナショナル |
ユニット |
その他 |
一般産業用 |
電力監視・制御用「スマートエナジー」向けワイヤレスモジュール各種
米ディジインターナショナル(日本法人=東京都渋谷区)は、住宅・ビル・工場などでの電力監視・制御用途「スマートエナジー」向けワイヤレスモジュールのラインアップを拡充している。特にスマートエナジーシステムの本格普及に備え、低コスト対応製品を投入する。
同社は、有線・無線ネットワーク対応のモジュール製品をはじめ、マシンtoマシン(M2M)ネットワーク構築に必要なルーター、ゲートウェイ、サーバーなどを展開している。
M2Mの中でも、成長分野としてビジネス強化を図っているのが、宅内やビル・工場構内での電力監視・制御システム分野。同分野で必要となる通信モジュールから管理サーバーまで、一貫したソリューションを用意する。
核となる通信モジュールは、米国などでスマートグリッド、電力監視用通信の標準となりつつあるZigBeeに対応した製品を強化。「本格的な電力監視関連機器の量産に備え、価格を抑えた製品を投入している」(日本法人・江川将峰ゼネラルマネージャー)。
同社のZigBeeモジュール「XBeeシリーズ」(1mW出力品)を10年に値下げしたほか、10mW出力品「XBee PROシリーズ」ではローコスト化した新製品を投入。従来、外付けだったユーザーアプリケーションを処理するマイコン機能を搭載したプログラマブル品も投入し、システムレベルでのコストダウンにも貢献する。
さらにXBee/XBeePROの表面実装型モジュールを年内に量産出荷する。従来のソケット接続に比べ新製品は実装コストを低減できるとともに、通信距離、低消費電力性も改善。3mW出力品で1.2キロメートルの伝送距離(理論値/実効距離500メートル程度)を実現しながら従来の1mW出力品よりも消費電力、価格を同等以下に抑えた。電力監視用途向け通信規格として、現在策定段階にある「スマートエナジー2.0」に対応している点も特徴。
江川ゼネラルマネージャーは「価格、性能面で優位性のある製品でスマートエナジー用途での引き合いは強い。今後は、無線LAN版のXBee互換モジュールなども投入し、あらゆる電力監視ニーズに対応する」と話している。
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