100722_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月22日 |
100722_03 |
NTTドコモ |
表示デバイス |
液晶・プラズマ・CRT |
デジタル情報家電用 |
特殊なメガネが不要な携帯型裸眼3Dディスプレイ
NTTドコモは、特殊なメガネを必要としない携帯型裸眼3Dディスプレイを開発した。
正面視野角は約30度で、画面からの距離45―90センチメートル程度に収まる台形の範囲内であれば、視点が動いても自然な立体映像を見ることができる。従来の裸眼3D映像は、画面から視点までの距離や角度を固定する必要があり、視点が動くと画面がブレたりチラついたりする問題があった。
先頃、東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン2010」では、チョウやハチなどの昆虫のCG映像を参考出品した。
マウス操作で映像を回転表示することも可能。見る角度によって像が変わるレンチキュラーレンズを使い、8方向分の映像を重ね合わせて表示する方法を用いた。100マイクロメートル径のカマボコ状のレンチキュラーレンズを、液晶パネル表面に多数並べる。レンズを通して見ることで、視点位置に合わせた映像が観察できる。
開発担当者によると「8台のカメラを並べて撮影すれば実写での3D表示も可能だが、コストがかかる。カメラの数を減らして、残りの方向の映像はCGで補う方法が考えられる」という。
携帯型3Dは、まずは携帯ゲーム機などのCG映像から普及が始まるとみられる。
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