100527_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月27日 |
100527_02 |
パナソニック電工 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
CPU等の半導体向けビルドアップ多層半導体パッケージ基板材料
パナソニック電工は、MPU(Microprocessor Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などの半導体に使用されるビルドアップ多層半導体パッケージ基板材料「MEGTRON GX R―1515A」を開発した。
電子機器の小型・高機能化に伴い、ビルドアップ多層半導体パッケージ基板でも回路の微細配線化やスルーホールピッチの狭幅化が進んでおり、今まで以上に高い絶縁信頼性が求められている。
また、環境志向の高まりから鉛フリーはんだの採用が拡大しているが、鉛フリーはんだは、従来のはんだに比べ融点が高く、実装温度(リフロー温度)が20―40度C高い設定が必要となるため、基板材料に対して、より高い耐熱性が求められる。
新製品は、狭ピッチにおける優れた絶縁信頼性に加え、鉛フリーはんだリフロー温度領域でのデラミネーション(層間剥離)の発生を大幅に低減できるなど、高い耐熱性を持つ。
260度Cでの重量減少率(TG―DTA)は、同社従来品の50%以下の熱分解率を実現するほか、スルーホール壁間80マイクロメートルでの長期絶縁信頼性を確保するなど、狭ピッチ化への対応を図る。
また、250度Cでの曲げ弾性率は同社従来品の3倍以上と優れた熱時剛性を有するほか、低熱膨張(タテ方向、ヨコ方向12ppm)といった特性も備える。ハロゲンフリー、アンチモンフリーで難燃性確保(UL94V―0)、鉛フリーはんだ実装工程にも対応する。
新製品を含めた「MEGTRON GX」シリーズで、12年度には50億円/年の販売を目指す。
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