100427_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月27日 |
100427_02 |
三洋半導体 |
半導体素子 |
ディスクリート |
移動体通信機器用 |
リチウムイオン電池の充電保護回路用BGA構造のMOSFET
三洋半導体(田端輝夫社長)は26日、BGA(ボール・グリッド・アレイ)構造で業界最小・最薄サイズのリチウムイオン電池・充放電保護回路用MOSFET(電界効果トランジスタ)2品種の製品化を発表、5月からサンプル出荷を開始する。6月に月産3千万個規模で量産開始を予定。携帯端末機器分野における、MOSFET事業の10年度売上高として前年比15%増の150億円を計画する。
リチウムイオン電池パックは、電池の充放時の発熱・劣化を抑えるために、充放電保護回路を内蔵している。今回、開発された新製品「EFC4612R」(サンプル価格100円)、「EFC4615R」(同150円)は、この充放電回路のスイッチ用途として使用されるMOSFET。独自技術によって、低オン抵抗特性と小型・薄型化を業界最高水準で実現した。
パッケージサイズはBGA構造により、1.6ミリメートル角で高さ0.37ミリメートル。同社従来品の「EFC4601R」に比べ、実装面積で39%削減、実装高では33%の低背化を実現。
BGA構造に裏面保護膜技術による保護膜を付けて耐衝撃性を確保し、外部からの衝撃からチップを保護している。鉛フリー、ハロゲンフリー、高性能化による省エネルギー、レアメタル使用の削減、小型・薄型化による原材料の省資源化など、RoHS指令に対応した環境配慮型製品。
同社の携帯機器のリチウム電池充・放電保護回路用MOSFETの世界シェアは現在、約25%と推定されているが早期の30%確保を目標に置く。
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