100420_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月20日 |
100420_04 |
住友電工 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
焼入鋼の汎用切削加工用ノンコート立法晶窒化ホウ素新材種
住友電気工業は焼入鋼の汎用切削加工用ノンコート立方晶窒化ホウ素(cBN)新材種「スミボロンBN2000」を開発し、きょう20日から発売する。
まず、259アイテムを取りそろえた。価格は同社従来品のスミボロンシリーズと同じ。標準品で税込価格3150円。初年度5億円、3年後10億円の販売を見込んでいる。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を有するcBN粉末を結合材とともに高温・高圧下で焼き固めたcBN焼結体は、自動車部品などの焼入鋼や鋳鉄などの難削鉄系金属を高速加工できる切削工具材種。
耐磨耗性に優れるセラミック膜を被覆し、高速加工、大量生産に適した「コーティドスミボロン」と、セラミック膜の被覆なしでイニシアルコストを抑え、少量生産にも対応可能な「スミボロン」の2ブランドで生産展開している。
BN2000は、セラミック膜の被覆なしのノンコートタイプ「スミボロン」の新製品。cBN焼結体中に含まれるセラミックス結合材の純度を高め、耐熱性を大幅に向上した。これにより、切削加工中の高熱による材料劣化を抑制し、刃先の磨耗と刃先周辺の磨耗進展を原因とする刃先欠損を同時に減らした。焼入鋼の仕上げ切削加工で同社従来品の30―100%寿命をアップした。
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