100420_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月20日 |
100420_01 |
アルテラ |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般産業用 |
28ナノプロセス採用の次世代FPGA「StratixVファミリー」
米アルテラ社(日本法人=日本アルテラ、東京都新宿区、日隈寛和社長)は、最先端の微細半導体加工技術「28ナノプロセス」を用いる次世代FPGA「StratixVファミリー」を発表した。最高で毎秒1.6テラビット(=1.6テラビットbps)のシリアル伝送能力など高いバンド幅などを特徴にする。サンプル出荷は、11年1―3月の開始予定している。
StratixVは、TSMC(台湾積体電路製造)のhigh―k材料、メタルゲートを用いた28ナノプロセスを採用し、前世代品に比べ消費電力を30%削減しながら高速動作に対応。最高速、最低消費電力のトランシーバを実現する。最速の28ギガbpsトランシーバでの消費電力はチャネル当たり200mWとなる。
トランシーバ以外でも7個の72ビット幅毎秒1600メガbpsのDDR3メモリーインターフェイスや、1.6ギガbps動作のLVDSチャネルなども搭載する。
またアーキテクチャ面でも、面積効率、ロジック集積効率を高める強化を実施。ALM(アダプティブ・ロジック・モジュール)アーキテクチャは、最大規模のデバイスで最大80万個のレジスタを追加し、ロジック集積効率を最大化している。
エンベデッドメモリーは最大53メガビット、最大110万個のロジックエレメント相当のロジック容量、3680個の18×18ビット乗算器を実現する。
■ 4製品で構成
StratixVは4種の製品バリエーションで構成。「StratixV GT」は、28ギガbpsトランシーバを搭載し、100ギガビットクラス以上の通信システム向け。「同GX」は幅広い用途を対象にした600メガ―12.5ギガbps対応のトランシーバ搭載品。「同E」はASIC開発、エミュレーションなど向けのトランシーバ非搭載品となる。
「同GS」は、高性能DSPを求める用途向けでトランシーバは「同GX」と同等。DSPブロックは、処理量に応じて精度を可変できる業界初の「可変精度DSPブロック」を実現している。DSPの処理性能は1840メガMACSまたは1千ギガFLOPS。
同社プロダクト&コーポレートマーケティング担当のビンス・フー副社長は「StratixVは、従来になかったバンド幅を提供できる。集積度と高いハンド幅の飛躍的な向上で、ASICやASSPに対抗する競争力が強化される」と語っている。
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