操作性向上のFPC/FFC検査用治具「クリップコネクタ」

　ヨコオは、カタログ通信販売を行うＦＰＣ/ＦＦＣ検査用治具「クリップコネクタ」シリーズに、従来よりも操作性を向上させた新製品を追加し、品ぞろえを拡充した。

　 新製品は（１）オートクローズクリップコネクタ「ＣＣＡＣシリーズ」と（２）ショートサイズクリップコネクタ「ＣＣＳＳシリーズ」。オートクローズクリップコネクタは検査対象挿入時に自動的に閉じる機構により、作業指示も行いやすく、操作が簡便で作業ミスも抑制できる。ショートサイズクリップコネクタは検査装置とのスペースや挿入方向に制限がある際に有効。

　 ＣＣＡＣシリーズは、検査対象のＦＰＣ/ＦＦＣを挿入すると自動的に閉じて触針する。

　 従来品は、きちんと開かずＦＰＣ/ＦＦＣを引き抜いたり途中挿入の状態で閉じるなどで製品にダメージを与えることがあったが、ＣＣＡＣシリーズはデフォルトの状態が開いた状態であり、ＦＰＣ/ＦＦＣを挿入するとロック機構が外れ自動的に閉じる。

　 検査後に再びオートクローズクリップを開くと、その状態でロックするため、動作状態が分かりやすく、プローブやＦＰＣ/ＦＦＣを完全に抜くことができる。対応ピッチは、０.３/０.４/０.５ミリ。ジャストフィットクリップ同様、横幅は極数に合わせてカットするため、狭い所にも使用可能だ。

　 ＣＣＳＳシリーズは、従来のクリップコネクタより奥行きが短く設置場所の自由度が高い。上方向からＦＰＣ/ＦＦＣを挿入する場合もコネクタを低く設置できるため、検査装置の小型化や設置場所の自由度が高くなる。対応ピッチは０.３/０.４/０.５ミリ。横幅は極数に合わせてカットするため、狭い所にも使用できる。