医療用機器専門スイッチング電源「MFS50シリーズ」

　ダイトエレクトロンは、リップルノイズを１０ｍＶに抑え、小型化、低価格化した５０Ｗ出力の医療用機器専用スイッチング電源「ＭＦＳ５０シリーズ」の販売を開始した。複合共振方式を採用し、医用規格ＩＥＣ６０６０１―１に適合。出力電圧５/１２/１５/２４/３０/４８Ｖの６モデルを取りそろえた。

　 複合共振型コンバータによるソフトスイッチング技術により、低リップルノイズ、低漏えい電流、低雑音電界強度、低雑音端子電圧を達成した。出力リップルノイズ１０ｍＶｔｙｐと低く抑えながら、医療用機器が要求する低漏えい電流性能を維持した。１３２Ｖａｃ入力時で４０μＡ、２６４Ｖａｃ入力時でも同社従来機比４０％の７５μＡとし、ワールドワイドの使用が可能。

　 各種ＥＭＣ規格の要求性能を余裕を持ってクリアしている。雑音端子電圧はクラスＢに対し約２０デシベルのマージンを持つ。電源単体で医用規格ＩＥＣ６０６０１―１の強化絶縁確保により、追加の絶縁トランスを不要にした。

　 Ｃ―ＵＬ、ＥＮ６０６０１―１の医用規格を申請中。