電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月30日100330_04 アナログ・デバイセズ 半導体集積回路 専用IC 自動車機器用

車載用リチウムイオン電池向けデジタル・アイソレータ2品種



 米アナログ・デバイセズ(ADI、日本法人ADKK=馬渡修社長)のデジタル・アイソレータ「ADuM1402W」と「ADuM1201W」が、三菱自動車の新世代電気自動車「i―MiEV」のリチウムイオン電池パワーシステムに採用された。ADKKは今年度(10年10月期)、日本市場における重点拡販対象(全5分野)の一つにオートモーティブを掲げており、今回の電気自動車分野への具体的な商談成功は、新しいビジネス拡大に弾みとなる。

 i―MiEVは初の100%電気で走り、走行中のCO2排出ゼロで走行距離160キロメートル。10年度から個人向け販売が予定されている。

  高電圧がかかるリチウムイオンバッテリシステム部とフロントパネル部間には絶縁バリアが必要。ここにADIのデジタル・アイソレータ「iCoupler」が採用された。iCouplerはチップスケール・トランスを用いたADI独自の絶縁技術。一般的な絶縁ソリューションであるLEDやフォトダイオードをベースとしたカプラに比べ小型で、高速処理ができ、比較できる信号データレートがフォトカプラの10分の1という低消費電力が特徴。より長い走行距離の確保には、個々の部材も消費電力をできるだけ低減し、かつ長寿命が求められており、ADIのiCouplerのそれらを満たす点が評価された。

  パッケージは、小型のRoHS対応のSOIC。オートモーティブ対応製品はAEC―Q100による125度C動作の認証を取得している。

  ADKKは、今年12月に創立40周年を迎える。5年後を視野に置いた中長期目標では、売上高1千億円達成、日本における外資系半導体メーカーの中で“売上高トップ5”が目標。


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