LED照明のオープン不良対策用アンチヒューズ素子

　村田製作所は、ＬＥＤ照明のオープン不良対策向けのアンチヒューズ素子の小型品、大電力品を開発し、４月から順次発売する。

　 開発したのは許容電流値３５０ｍＡの１６０８サイズ品（発売４月、サンプル価格５０円）、同３５０ｍＡの０６０３サイズ品（同７月、同３０円）、同５００ｍＡの１００５サイズ品（同１０月、同４０円）。ＬＥＤ照明回路の省スペース化、大電流を扱うＬＥＤ照明ニーズに応えた。

　 今後、今年１０月に許容電流値５００ｍＡの１６０８サイズ品、１１年３月に同５００ｍＡの０６０３サイズ品、同７月に同７００ミリＡの１００５サイズ品、１６０８サイズ品、１２年には同７００ミリＡの０６０３サイズ品の量産を予定。

　 ＬＥＤ照明は直列に複数のＬＥＤが接続されている回路では、一つのＬＥＤがオープン不良を起こすと、１列すべてのＬＥＤが消えてしまう。アンチヒューズ素子を使えば、直列接続のＬＥＤ照明でオープン不良が起こった場合でも照明全体を点灯させ続けることができ、オープン不良による照明メンテナンスコストを削減できる。