電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月4日100304_01 サムスン電子 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般産業用

43型スーパーワイドLCD公衆用デジタル情報ディスプレイ(DID)


 韓国のサムスン電子は2日、公衆用デジタル情報ディスプレイ(DID)の新製品として43インチ・スーパーワイドLCDパネルの量産を開始したと発表した。地下鉄や空港、ショッピングモール、学校など、公衆デジタル情報掲示板としての需要増で、今後大幅拡大が予想されるDID市場を新製品の発売で積極的に攻略していこうと意気込んでいる。

 サムスンが量産に着手したパネルは、アスペクト比4対1の横長の製品で、解像度は1920×480ピクセル。画面分割によりVGA(640×480ピクセル)クラスの画面を三つ同時に駆動可能で、動画や文書などを自由に組み合わせ、様々な形で情報を伝達することができる。新パネルは、サムスンの第7世代ラインで生産され、1枚の基板からは12枚のパネル製造が可能という。

  同社LCD事業部、戦略的マーケティングチームのギム・チャンマン常務は「DIDは応用範囲が広がっており、効果的な情報伝達のために、用途に合った多様な製品のニーズが高まっている。我々は、今回量産を開始した43インチパネルや超薄型ベゼル製品などを投入し、DID市場を攻略していく」と述べた。

  米調査会社ディスプレイサーチによると、DIDなど公衆ディスプレイパネルの09年出荷数は110万台。大型(10インチ以上)LCDパネル市場に占める割合は0.2%とわずかだが、前年比伸び率は93%増と急成長している。同社では、10年の公衆ディスプレイパネル出荷数を133万台、15年にはこれが657万台まで拡大すると予想。また、公衆ディスプレイパネル市場でのLCD採用割合は、15年には全体の9割に達すると見込んでいる。

  サムスン電子は、09年の用途別大型LCDパネル出荷数で、テレビと公衆ディスプレイの2分野で首位に立った。


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