100224_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月24日 |
100224_02 |
サンケン電気 |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
デジタル情報家電用 |
第4世代DDFL(冷陰極蛍光管)採用の大型TVバックライトユニット
サンケン電気は、大光量・高効率を実現した第4世代CCFL(冷陰極蛍光管)を開発、システムとして組み入れ、スリムで32インチ 以上の大型液晶TVの消費電力を大幅に低減できるエッジ型バックライト・ユニットを商品化、3月1日からシステム提案を開始する。10年秋―11年春モデルの液晶TV向けに出荷を予定している。
従来のCCFLバックライトは、CCFLの輝度効率から、液晶画面の裏側に数本―数十本配置する「直下型」が主流だったが、今回開発の第4世代CCFLは、管径が従来と同じ直径4.0ミリメートルながら、低ガス化で発光効率の改善と最適化を図り、大電流域でも寿命確保が可能な新電極の開発によって、約4倍(同社従来比)の大光量化が実現できる、業界で初めて液晶画面の上下に1本ずつ配置する真横タイプの「エッジ型」を可能にした。
同時に発光状態をフラット化、明るさを均一にし、高画質化する導光板も専用メーカーとともに改良。光学シート、反射シート、シャーシ、ランプリフレクタなどの周辺部も取り込みバックライト・ユニットをシステム(4G・CCFLシステム)として構成した。
これらにより、バックライトの消費電力をLEDバックライトと同等以下の32Wと、現行の直下型のほぼ半分、厚さも5ミリメートルとスリム化を実現。
さらにコストもLEDバックライトの半分以下に抑えている。
「4G・CCFLは高効率CCFLの開発技術を応用し、他社に先駆けて高電流領域における使用を可能にした。オプト技術とのトータル・ソリューションを提案し、スリム、エコ、ローコストという市場のニーズに対応していきたい」と谷山之康執行役員オプトBU長は語る。
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