薄型携帯電話向けCMOSイメージセンサー「S5K4E2/5CA」2品種

　韓国のサムスン電子は、薄型携帯電話向けＣＭＯＳイメージセンサー「Ｓ５Ｋ４Ｅ２」と「Ｓ５Ｋ５ＣＡ」を発表した。ハイエンド・スマートフォンおよび超薄型携帯電話向けに、高性能、ＨＤ対応ソリューションを提供するとしている。

　 「Ｓ５Ｋ４Ｅ２」は、サムスン独自のピクセル技術「ＳＥＥＳ（サムスン・エンハンスド・エネルギー・ステアリング）」を採用した超高感度４分の１インチ、１.４マイクロメートル、５メガピクセルチップ。

　 被写界深度を１５センチから無限大まで最高画質で拡張するＥＤｏＦ（強化被写界深度）機能を内蔵しており、バーコードやビジネスカード・スキャニング機能をサポートする。フル解像度、最大毎秒１５コマでクリアな映像を取り込むことが可能。画像性能を高める先進のノイズ除去機能なども統合する。

　 ６.５×６.５×４.５ミリのカメラ・モジュールにフィットするよう設計されており、超薄型スマートフォンに最適。１.２Ｖ電源電圧対応。今年３月までに量産出荷開始の予定だ。

　 一方の「Ｓ５Ｋ５ＣＡ」は、ＣＭＯＳイメージセンサーに画像処理プロセッサを組み込みＳｏＣソリューションとした５分の１インチ、１.４マイクロメートル、３メガピクセル・イメージャ。前世代の３メガピクセルＳｏＣイメージャより２５％、モジュール全体のサイズを縮小できるという。６.５×６.５ミリのカメラ・モジュールに適する。こちらは既に、世界の主要端末メーカー向けに量産出荷中。