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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月10日 |
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ルネサス テクノロジ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
家電モーター制御向け32ビットマイコン「RX62Tグループ」
ルネサス テクノロジ(塚本克博会長)は9日、家電白モノなど民生機器のモーター制御機器向け32ビットマイコン「RX62Tグループ」(12品種・40型)の製品化を発表、3月から順次国内外でサンプル出荷を開始する。今年12月から那珂第2工場の90ナノメートルプロセスラインで量産開始(月産10万個)、12年度には月産100万個を計画。組み立ては中国・蘇州工場。
RX62Tは、同社が32ビットマイコン(MCU)市場における事業拡大、シェアアップを目指す“RXファミリー”の第3弾製品。
三相モーターを最大3個制御できるタイマー機能、A/D変換器の機能を強化、インバータ制御の高機能・高精度を実現し、さらに顧客設計者のソフトウエアの負担を低減できる。また、従来は外付けだったプログラマブルゲインアンプとウインドウコンパレータを内蔵し、顧客のシステムコスト削減に貢献する。
ベンチマークテストでは、RX・CPUと高速フラッシュメモリーの組み合わせで100メガヘルツ動作時165DMIPの性能(2倍の動作時で約4倍の演算機能)を実現している。
RXファミリーは新CPU「RX」を搭載、同社の32ビットおよび32ビットのCISCマイコンを統合・拡大する次世代マイコン。
高速・高性能追求の「RX600シリーズ」と、年内に製品化予定の低電圧・低消費電力追求の「RXシリーズ」の2シリーズを展開する。
RX600シリーズでは、今回の新製品に続き、さらに3グループ(83製品)の製品化を予定。
「RX62Tは、ベクトル演算の高速化と低消費電流0.5mA/メガヘルツを両立し、モーター制御アプリケーションにおいて、当社従来品比約67%の低消費電力化を実現できる。ソフトウエア、アルゴリズムなど顧客の資産継続、新製品への移行に配慮した。12年度にはRXファミリーで200億円以上の売上げが目標」と水垣重生取締役マイコン統括本部長は話す。
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