業界最小のノイズと信号歪みのオペアンプ「ADA4627」4品種

　アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）は、コンパクトで、広い温度範囲にわたりノイズと信号歪みを業界最小（２分の１に低減）とし、３６Ｖ電源、高精度のＪＦＥＴ入力（接合型電界効果トランジスタ入力）のオペアンプ「ＡＤＡ４６２７」（４品種）を発表した。いずれも現在、出荷中。

　 ＡＤＡ４６２７は１９メガヘルツ　の動作帯域を持ち、２５度Ｃで最大５ｐＡ（ピコアンペア）、マイナス４０度Ｃからプラス８５度Ｃまでの産業用温度範囲において最大５００ｐＡのバイアス電流仕様を実現する。これは、競合のＪＦＥＴ入力アンプの１０分の１。また、オフセット・ドリフトがマイナス４０度Ｃからプラス１２５度Ｃの拡張産業用温度範囲にわたって最大２μＶ/度Ｃと高く、競合製品に比べ３倍も良好なクラス最高のＤＣ精度を提供する。

　 光/ブロードバンド/マイクロ波通信システム、高速データ・アクイジション・システム、プロフェッショナル・オーディオ機器、医療用機器、電子計測機器、自動試験装置といった正確な信号の収集と高速セトリング・タイムが要求されるアプリケーション向けに設計された。

　 価格は、ＡＤＡ４６２７―１ＡＲＺ（８ピンＳＯＩＣパッケージ。１千個受注時）で６.７５ドル。