事故の瞬間を記録するドライブレコーダ専用IC「S2S65A30」

　セイコーエプソンは２４時間連続のリアルタイム録画を可能にし、事故の瞬間を確実に記録できるドライブレコーダ専用ＩＣ「Ｓ２Ｓ６５Ａ３０」を開発、今月からサンプル出荷を開始する。量産出荷は１１月からを予定。

　 ドライブレコーダの普及に伴い、ドライブレコーダの高性能化の要求が急速に高まっている。特に、事故の瞬間を確実に記録するために、リアルタイムの常時録画や長時間の録画データを保持する機能のニーズが強い。さらに逆光や夜間でも認識性の高い画像記録機能、事故現場における再生機能も求められている。

　 新製品は、販売中のＳ２Ｓ６５Ａ００をベースに、これらの要求に応える機能を盛り込み、１チップで実現した。同社はＩＣだけでなく、ドライブレコーダの機能を実現するソフトウエア・ライブラリを持ちμＩＴＲＯＮ用とＬｉｎｕｘ用の２種類を用意している。