液体圧力計測用高精度水晶圧力センサー「ＸＰ−7000シリーズ」

　エプソントヨコムは、液体圧力を受圧素子に直接伝達して計測する高精度水晶圧力センサー「ＸＰ―７０００シリーズ」を開発した。商品化は１０月の予定。

　新製品は、一般的な高精度計測用圧力センサーとは異なり、受圧素子にＱＭＥＭＳ（水晶微細加工）技術を用いた高安定な水晶振動子を使用し、さらに、独自の圧力伝達構造を採用することで、圧力精度：プラスマイナス０.０５％ＦＳと高精度で、直接計測が可能。

　外形寸法は２２φ×４０ミリメートルと、従来製品に比べて、体積比で約４３％となる小型化を実現した環境に配慮した製品。

　河川や上水道などの水位計測をはじめ、清浄な環境下での液体圧力のレベル計測や、工業プラントなどの産業装置における高精度圧力計測を実現する。

　電線を長く引いても出力レベルを確保するバッファ回路を付加した「ＸＰ―７０００ＭＢ」と、低消費電流に対応した「ＸＰ―７００１ＭＢ」の２タイプを準備した。