電波プロダクトニュース



090318_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月18日090318_01 アナログ・デバイセズ ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 通信インフラ用

3.6ギガHzまで生成できる14ビットDAコンバータ「AD9739」


 米アナログ・デバイセズ社(ADI)は17日、3.6ギガヘルツまでの高周波(RF)信号を直接生成できる14ビットDAコンバータ(DAC)「AD9739」を発表した。LTEやW―CDMAなど携帯電話基地局やCATVインフラ、測定器向け。価格は1000個受注時で43.69ドルとなっている。

 新製品は、同社独自技術「ミックス・モード・スーパー・ナイキスト・アーキテクチャ」(Mix―Mode)により、従来のDACでは難しかった高周波信号出力を実現している。DACの使用可能周波数からRF帯に変換する回路部分が不要となり、外付けのミキサー、ローパスフィルターを削減できる。

 Mix―Modeとともにノーマルモードも選択でき、幅広い周波数帯域に1チップで対応する。800メガヘルツ帯から2.5ギガヘルツ帯などGSM、W―CDMA、LTEといった携帯電話に使用されるほとんどの周波数を1チップでカバーするため、ソフトウエア無線(SDR)システムのDACとして使用できる。

 サンプリングレートは毎秒2.5ギガサンプルで、高速通信対応のため、デュアルポートのLVDS入力を備える。消費電力は最大1.1W、平均700mW。パッケージは、12ミリ角サイズ160ピンCSBGAとなっている。

 CATVインフラのケーブルターミネーションシステム(CMTS)では、欧米のCATV規格(DOCSIS)に72チャンネル収容まで対応できる。

 また、CMTS用途向けに、QAMエンコーダ、SRRC(平方根レイズド・コサイン)などを内蔵したMix―ModeDAC「AD9789」(価格=1000個受注時53.10ドル)も発売。DAC前段のASIC、FPGAの回路規模を小さくでき、システムコスト低減に貢献する。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |