090303_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月3日 |
090303_03 |
日本電気硝子 |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
太陽光を効率よく反射し耐熱衝撃性を高めたミラー
日本電気硝子は、太陽光を効率良く反射するミラーの販売を開始したと発表した。
同社は03年から、スパッタ法による特殊多層膜ミラーの開発・販売を行っている。同技術を環境分野に応用し、太陽熱発電設備などでの用途が期待される、メートル角という世界最大サイズの高性能太陽光反射ミラーを発売した。
誘電体を用いたミラーは、金属製ミラーに比べて反射率・耐熱性に優れるのが特徴。可視域から赤外域までの波長の光をほぼすべて反射する。砂漠などの厳しい環境下でも長期間耐えられ、500度Cの大気中でも高い反射率を維持する。表面が固く、砂ぼこりなどに対しても有利となる。
約100層の誘電体膜を、表面粗さが非常に小さい板ガラスの両面に成膜することで、ミラーの反りや散乱を抑えて太陽光を有効に反射する。
ガラスは低膨張で耐熱性が高く、光線透過率が高いものを使用。端面の仕上げを最適化することで、耐熱衝撃性を高めた。
▽平均反射率=97%(@400―2500ナノメートル)▽サイズ=幅1300×高さ1000ミリ(最大)。
耐久性が高いため、太陽熱発電用途以外にも熱源・光源の反射板として様々な使い方ができる。サイズと反射波長帯域は用途に応じた最適化が可能だ。
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