ローパワー動作を実現した8ビットフラッシュマイコンML610Q400シリーズ

　ＯＫＩセミコンダクタ（東京都八王子市、榎本博社長）は、業界トップレベルのローパワー動作を実現した８ビットフラッシュマイコン・ＭＬ６１０Ｑ４００シリーズに、このほど「ＭＬ６１０Ｑ４２１」と「ＭＬ６１０Ｑ４２２」の２製品を追加、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は４００円。４月から量産出荷を予定している。

　同シリーズは、独自のローパワー技術を用い１.１Ｖの動作が可能で、電池１本（１.５Ｖ）で駆動できる。キメ細かなパワーマネジメント機能や高高率なＲＩＳＣ（縮小命令セットコンピュータ）型ＣＰＵを搭載している。

　特に腕時計など、小型携帯機器向けに最適だ。

　新製品は動作電圧１.１―３.６Ｖ、消費電流０.１５マイクロＡ。ＬＣＤドライバーはＭＬ６１０Ｑ４２２が最大８００ドット、ＭＬ６１０Ｑ４２１が最大４００ドット。ローエンドからハイエンドまで、機器の機能サイズに合わせたマイコンの搭載を可能にする。