48A　250VACの高容量、太陽光発電パワーコンディショナ向けパワーリレー2製品

　パナソニック電工は、太陽光発電パワーコンディショナ向けのパワーリレー２製品を３月１日から発売する。小型サイズで業界最高の高容量を実現したパワーリレー「ＨＥリレーＰＶタイプ」（サンプル価格税別１５００円）と、従来比１４０％の高容量を実現した「ＬＦ―Ｇリレー高容量タイプ」（同７８０円）。２０１０年末に、それぞれ月間５万個の販売を目指す。

　 リレーは、ＤＣ/ＡＣ変換を行うパワーコンディショナ内の安全遮断用として使われ、主に（１）欧州太陽光発電規格（ＶＤＥ０１２６）に適合（２）小型サイズ（３）高容量（４）省エネ（低消費電力）――といったニーズがある。

　 同社は、これらに対応した新製品を開発したもので、さらに環境にも配慮し、ＲｏＨＳ対応済みとなっている。

　 ＨＥリレーＰＶタイプでは、通電能力向上のため、端子面積の広いブレード端子形状を採用。これにより、従来品と同サイズで４８Ａ　２５０ＶＡＣの高容量を実現した。

　 また、両タイプとも小型化を実現、ＨＥリレーＰＶタイプは長さ３３×幅３８×高さ３６.３ミリメートル、ＬＦ―Ｇリレー高容量タイプは長さ１５.７×幅３０.１×高さ２３.３ミリメートルを実現している。接点ＧＡＰ１.５ミリメートル以上が求められる欧州太陽光発電規格に適合する。

　 コイル保持電圧をコイル定格電圧の４０％Ｖ（ＨＥ）、３５％Ｖ（ＬＦ―Ｇ）まで低減可能（周囲温度２０度）。消費電力はＨＥリレーが３１０ｍＷ相当（定格消費電力１９２０ｍＷ）、ＬＦ―Ｇリレーは１７０ｍＷ相当（同１４００ｍＷ）となっている。